漫画動画の作画の際のレイヤー構造はどうなっている?

[chat face=”chat_hiyoko.png” name=”” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]漫画動画の作画をする際のレイヤーってどうしてるの?[/chat]

作画ソフトで漫画やイラストを描く場合に必ず必要になるレイヤー分けですが

漫画動画の場合どんな風に分けられているのでしょうか?

現在作画をしている方でも「他の人ってどうやって描いているの?」というのは気になるものですよね。

今回は漫画動画を多く描いてきた私を例に、漫画動画に向いたレイヤー構造のコツ等を書いています。

[box05 title=”この記事でわかる事”]
  • 漫画動画の基本的なレイヤー構造
  • 漫画動画に求められるクオリティとは
[/box05]

漫画動画の作画のレイヤー構造の基本

漫画動画でクライアントからあらかじめ指定されているレイヤー構造は

  • セリフ
  • 効果
  • 人物
  • 背景

という場合が多いです。吹き出しも分けてほしいという場合もあり、チャンネルの方針によって多少変化はありますが、多くはこういった分け方が多い印象です。

これは、動画という観点からセリフをナレーションの声優さんが読むタイミングで出したいという事や、効果や人物などを動画内で動かすというチャンネルもありますので基本的に分ける場合が多いです。

クライアントからレイヤー構造の指定が必ずありますので、その指定通りに提出する必要があります。

漫画動画の作画を沢山してきた私のレイヤー情報

先に記述した通り、最終的に提出するレイヤー構造はクライアントの指定通りにしなければいけません。

しかし、提出する状態にいたる前には当然自分の好きなようにレイヤーを分けて作画しますよね。

セリフや吹き出し、効果は当然分けてありますので、残りは人物や背景のレイヤー構造になりますが、私が作画する際にしているレイヤーの構造を紹介します。

  1. 人物の線画レイヤー
  2. 人物のハイライト用レイヤー
  3. 人物の影レイヤー(グレー乗算)
  4. 人物の肌レイヤー
  5. 人物の下地色レイヤー
  6. 背景レイヤー

基本的に以上になります。

スピード重視ですので一般的なカラーイラストより枚数は少ないと思います。

この人物の作画レイヤーはぶっちゃけますとそれぞれの書き手の方によって違うと思いますし、自分のやりやすい形があると思うのですが、漫画動画はアニメ塗りを指定される事が多くありましたので、私はこのような分け方になりました。

肌レイヤーだけはグレー乗算と一緒にすると色が沈んでしまう気がしたので別レイヤーにしましたが、アニメ塗りの場合はグレー乗算で全てやる!という方も多いと思います。

下地の色も同じレイヤーに全部塗っています。レイヤー分けをする時間がもったいなく感じたので…当然、しっかり描ける方はもっとちゃんと分けてかいている方もいると思うのですが、とにかくスピード重視で描いています。

背景に関しましても、多くても線画と色レイヤーなどの2枚程にしています。

先ほど描きましたように、丁寧に高クオリティーで描かれていれば当然クライアントの方も嬉しいと思いますが

漫画動画の場合、丁寧に時間をかけて…よりも、一定のクオリティーで素早く納品する人の方が喜ばれる傾向があります。

クライアントから頂く単価も、商業の漫画やイラストにくらべれば低いことも多いので、

「しっかり描きこんで自分のレベル全てを出して描きたい!!」

という気持ちがあったとしてもある程度割り切ってスピード重視で納品する事は必要になるかなと思います。

以上、漫画動画の基本的なレイヤー構造と私のレイヤー構造の紹介となりました。

スピード重視!と何度も書いていますが、あくまである一定のクオリティーは必要ですのであまりに落書きのような状態ですとお仕事が来なくなる可能性が高いですのでご注意下さい! 🙂

おまけ: 一定のクオリティってどのくらい?

[chat face=”chat_hiyoko.png” name=”” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]何度も「一定のクオリティ」って出ているけどそのクオリティってどのくらい?[/chat]

漫画動画で求められる「一定のクオリティ」ですが、これはハッキリいいますと、

「クライアントが求めるクオリティ」です。つまり共通のこれくらい!!という物はありません…なんだそれ抽象的でわからんよ!となってしまうかもしれませんが、しいていえば

チャンネルを始めたばかりのクライアントよりもすでに登録者が多く知名度のあるチャンネル運営のクライアントの方が求めるクオリティは高いです。

これは、単純に資金力の問題があります。知名度のあるチャンネルですと、月に数千万の広告料を得ているような場合もあります。

そうなれば、高報酬を提示する事でよりレベルの高い漫画を描いてくれる人を選べるポジションにいる状態です。

また、知名度の高いチャンネルの場合、「あなたの所で描かせてほしい!」という方も沢山いる可能性がありますので、よりレベルの高い書き手を選ぶ状況がふえます。

 

反対に、チャンネル運営を始めたばかりのクライアントの場合、すでに自己資金に余裕がある場合をのぞくと、そこまで極端に高報酬を提示できないという状況もあり、募集をしても意外と書き手が集まらない!という事も多いようです。

ですのでそういった場合の書き手に求めるクオリティは比較的低くなっていく傾向があります。

 

以上が「一定のクオリティ」の判断材料となります。

具体例をみせてほしい!と思われる方もいらっしゃると思いますが、この判断はぶっちゃけクライアント次第としか言いようがない状況です。

ただ、現在多くの漫画動画チャンネルがありますので、複数のチャンネルの最新の1か月くらいの動画を確認することで「これくらいのチャンネルだとこれくらいのクオリティが必要」というのは判断できるかと思います。

 

 

あなたにおすすめ